ストロボとLEDライトの演色性の違い① ライト撮影で考える事6

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SEA&SEA[水中写真にストロボが必要な理由]の追加解説で、
最も、話したい事
 
ストロボとLEDライトの演色性の違い
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このパンフレットの通り
演色性だけを比較すると、
ストロボの方が優れている。
 
今までの水中撮影法を学ぶ上では、
ストロボから始める方がイイ事は、事実である。
 
しかし、
近年急速に進歩する。

1.デジタルカメラの高感度
2.4K6Kフォトモード
3.ハイビジョン以上の動画からの静止画切だし
 
これらを水中で使用するのには、
ストロボは、適当な機材ではない。
 
ビデオライトで照明をする以外ない。
 
発色性能では、もっと、適切なライト光が存在するが、
残念な事に水中用は、LEDライトに生産も、人気も集中している。
 
人間の高性能な目は、
それらを使っても、
発色を確認する事ができるが、機械の眼である。
デシタルカメラは、
その光の成分その物の発色でしか色を判断する事が出来ない。
 
LEDライトを撮影に使用する場合
最初に考えなくては、ならないのがその発色
 
一般に、水中ライトとして売られている物には、
いくつかのタイプが存在する。
 
一番古くから売られ、ネット通販などで売られている物がほとんど
6000ケルビン6500ケルビン白色LEDである。
このライトのバルブは小型で、
大光量を作り出しやすい仕組みの反面φ(・ω・ )メモメモ
青紫色の光が含まれている白色光である。
この光は、発色成分がほとんど含まれていないので、
成分に含まれる発色量の少ないφ(・ω・ )メモメモ
赤・黄色などの色合いは、かなり、
くすんだ発色になる。
 
海外メーカーの中には、
大光量と、発色を融合するために、
赤色LEDのバルブを配色した物も存在する。
 
次に水中用の主流の一つ
演色性Ra70.2の超高輝度白色LED
このタイプのバルブは、
一個のバルブで、5500ケルビンの発色を作り、
今までのバルブより、大光量になっている。
 
しかし、
SEA&SEAのパンフレットの通り、
青色光が多く、他の成分は少ない。
そのまま、撮影をすると、
発色は、ストロボ光に劣る事は、明白である。
 
そう、そのまま使わないのがコツである。
 
デシタルカメラに、
青色の成分が、多い事を修正すればイイφ(・ω・ )メモメモ
 
その方法には、いくつかの方法がある。
例をあげたいと思う。
 
一番、どのカメラでも簡単に、登録できるのが、
プリセットオート登録を使った方法である。
 
この方法だと、
用意するのは、ホワイトボード
このホワイトボードに、撮影する海の中で、
該当ライト光を当て調節を行う。
 
一番、正確に、
適切なホワイトバランス値をえられる方法だが、
シーズンによっての海水の透明度
海域別の海水の発色性能に合わせて、
発色バランスを読み込む必要がある。
 
ハリ魔王は、
自分のTG-2は、
濁り潮バージョンと、
(大瀬崎昼間水深18m付近でプリセット)
清潮バージョンを
(急速濾過海水水槽夜間プリセット)
登録して使用している。
 
濁り潮バージョンは、
制作は、簡単だが、
ハリ魔王の清潮バージョンは、
それを可能にする、大型の海水水槽が必要になる。

それ以外の方法で、
登録するとすれば、
透明度のイイシーズンの海で、
外洋で、ナイトダイビング中に、
プリセット登録を行うしかない。
 
OLYMPUS Tough TG-5では、
4K動画に対応する為に、
この登録を4種類も保存できるように、なっている。
 
場面ごとに、登録をしておけば、より対応が楽になるだろう。
 
続く
 
 
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