幕切れ問題を考察する2 SEA&SEA 光コンバーター/N

前回の「幕切れ問題を考察する1 SEA&SEA 光コンバーター/N」で、
 
お見せした

映像のヒストグラムで確認して、
主要被写体のウケグチイットウダイは、
少しオーバーに写っていると判断
 
陸上のテスト撮影から、
SEA&SEA YS-D1 DS-TTL II のまま、
EV.機能を使い調節して連写を考えた。
 
メイン光は、EV-0.7発光へ変更
サブ光は、EV-1発光へ変更へ変更して
そのまま、シャッターを押した。
 
 

主要被写体のウケグチイットウダイまでの
撮影距離は、ポート先端から60cmほど、
過去のSEA&SEA YS-D1のモニターテストので、
十分に、ストロボ光が届く距離
 
一枚目は、
イメージ 1
想定どおりの出来栄えキャー ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 キャー
撮影データ
Mモード
Av (絞り数値)      11.0
Tv (シャッター速度)         1/250
露出補正              0
ISO感度              100
フラッシュ 強制発光(オート調光機能付き)
SEA&SEA YS-D1 DS-TTL II  EV-0.7発光 拡散フィルター付き
SEA&SEA YS-D1 DS-TTL II  EV-1発光 拡散フィルター付き
ホワイトバランス 5260°K
 
二枚目から、
イメージ 2
幕切れ映像⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク
自分の想定より、
症状が出るのが早い_| ̄|○ il||li
続く、
イメージ 3
三枚目も同じ症状orz
 
 
水中で、この時点では、
このことにまったく気が付かず、
予定のテスト撮影を続けた。
 
 
続いて、
問題が起きるだろうと想定していた。

ストロボの安定照射の限界距離
ポート先端から80cmより離れてみた。
 
ウケグチイットウダイ数匹を入れて、
ストロボのあたり具合による差をチェックと考えた。
イメージ 4
一枚目から幕切れ
 
二枚目は、
イメージ 5
ポート先端から60cmと同等の状況
 
三枚目
イメージ 6
フラッシュが焚けなかった。
 
 
 
この光ケーブルのスレーブ同調の元になっている。
陸でのスレーブTTLでは、
被写体から、ストロボを放しすぎると、
信号のヤリとの時間中に、
シャッター幕が閉まってしまう事が稀にある。
特に、
このタイプが世の中に、
出てきた当時のカメラ側の
X接点の最高シャッタースピードの設定は、
1/160秒だった。

その為、
現在の1/250秒より、速い同調をさせると、
各社のパテントに、引っかかる恐れがある。
 
そうならない様に、
さらに、
信号のやり取りに時間がかかる
コンバーターを入れて、
連写することが可能な開発は、大変なことなのだ。
 
 
そこで、
陸上とは、まったく条件の違う、
海水の吸収拡散の中での
連写撮影限界値を知る事は、
重要で、
この被写体を
この撮影組み合わせ(撮影データ)可能なのか
 
調べて、データを蓄積すればいい。
 
 
 
この幕切れ現象を単純に、防ぐだけなら、
シャッタースピード
1/160秒より、遅くすればいい。
 
 
 
しかし、それは、
ストロボ光だけで、
発色を出す事のできない条件
生まれてしまう。

折角の大光量のSEA&SEA YS-D1の2灯撮影の利点を使うことが出来ない。
 
 
それなら、
あえて、
このシステムの難しい1/250秒以上の撮影可能な限界を
知る必要があると考えて、
あえてこの想定で撮影した。
 
 
その結果
上記の撮影組み合わせ(撮影データ)で、
撮影可能な撮影距離は、
ポート先端から60cm程度で、
連写はできないが、
イメージ 7
安定した撮影が可能である。
(連写テスト後、ストロボのチャージを十分に、待って、撮影)
それより、連写をするなら、近い距離での撮影にその可能な場所がある。
 
そこで、
被写体により近づいた撮影チェックをする事に、予定を変更した。
 
 
 
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