大瀬崎で気になる潜水事故とその後の展開②


アップ制限の関係で、
[大瀬崎で気になる潜水事故とその後の展開①]
続きです。
今回も、アップ制限で、途中までとなります事をご了承ください<m(__)m>

捜索隊は、日暮の時間を考慮して30分行われる事になった。
 
発見できなく、時間終了直前、水深2mの場所で、
レギュレターをくわえていない状態で発見
 
直ぐに、
引き上げられ、救命ヘリにて搬送、
病院にて、死亡が確認
 
発見時の状況
レギュレターの故障無
タンク残圧は、ほぼカラの状態
女性ダイバーなのに、9kgのウエイト装着
肺・胃袋まで、海水で満たされているので、
溺水と医師は、判断したそうである。
 
以上から判断すると
「タンクが全くカラになっていないで、レギュに故障がない!?
何故吸えないのか?それにより、パニックになったのか?
現在、売られているレギュレターの殆どが、
残圧10kgを切るまで、
呼吸抵抗が、強くならないほど、高性能になっている。
そこからは、急に、どんどん、渋くなり、呼吸が厳しくなる。
普段の呼吸感を優先しているので、その様な基本設計が多く
タンクのカラまで使われると、タンクの寿命・破裂の危険性が増すので、
その安全性を考慮して、完全にカラまで吸えない様に、設計されている。
この方が、1/3ルールや、
緊急時でも、残圧30気圧は残す基本的な癖を付けるだけ、
レーニングを繰り返していればorz
この時点で、死亡事故には、つながらなかった。
 
最悪吸えるうちに、水面まで出て、B.C.に吸気して浮力確保さえすれば、
重い減圧症になっても、命を失う事には、ならなかったはずである。
 
[減圧症の恐れが増大しても、命より大事な物はない。]
 
また、
現在のタイピングコンピューターの仕組みは、
知識が無くても、安全にが基本で、
指導団体の考える安全な範囲から出なければ、
長く安全に、状況を表示するよう作られているが、
それを以上のダイビングをすると、必要以上に厳しく判断する。
 
この為、その事を考慮した潜水時間に合わせて、空気の量も、バックアップ量を含めて用意する必要がある。
 
今回は、
女性で空気消費量が少なかったとしても、
消費量から割り出した空気量、不慮のトラブルに対応するバックアップ分の準備を考えて、十分ではないと言える。
 
レギュレーター云々の問題ではないと考察する。
 
9kg!!明らかに、オーバーウェイトである点
 
水中写真をするなら、絶対に、直さないといけない習慣がこのオーバーウェイトである。
NAUIのスクーバダイバーコース(オープンウォーターコース)の教本では、
[タンク残圧が、1/3を切った量で、B.C.の空気を全部抜いて、
肺のトリミングだけで、水深3-5mでのセフティーストップをフル装備状態できる量が正しい適正ウェイトである]と書かれている。
これを、完成したスキルを持っているのが、
NAUIアドバンスダイバーの合格スキルレベル基準である。
 
去年、PADIインストラクターに合格した人に、最新を確認したが、
オープンウォーターの講習に、適正ウェイトを調節できるスキルを身に付けるスキルがあるそうである。
 
それぞれの団体に、進め方の違いはあれど、適正ウェイトの調整は教わり、必ずできなくてはならないスキルである。
 
さあ、
こう書かれると、どの位のダイバーが自分の調節に自信があるだろか?
 
また、
これまで、指導してスキルが完成して、ライセンスを発行していると胸を張れるインストラクターはどれ位いるだろうか?
 
この時点で、
このダイバー初級レベルの知識も、スキルもない事になる。
何故、この様なレベルの故人ダイバーに単独潜水を認めたのか?
 
その様な判断も、出来ないレベル人間が、
○○荘で判断しているインストラクター資格者なのか?
それとも、利益優先で、「目をつぶらされている」のか??
ここでは、はっきりと、明記して問題喚起したいと思う。
 
以前は、
オープンウォーターコースでも、
エアー切れの対処について、緊急スイミングアセントと、
実際のエアーが、吸えなくなる体験をしていたが、
現在は、すべての指導団体で、オフション設定か、禁止の設定になっている。
 
やはり、[本当に危険とは?]は、頭で理解ではなく、体で経験なのかもしれない。
 
故人ダイバーが、
死にいたった経緯を推察すると、
自分のスキルに合わないレベルで、
水中写真に没頭して、まねいた、[自業自得]と言わざるおえない。
 
本当に、単独潜水で、決定的瞬間を撮影したいと考えるなら、
その前に、正しいダイビングのスキルアップしていただきたい。
続く<m(__)m>
水中写真のランキングをしています。
この日記が、
気に入っていただけたなら(*≧m≦*)
毎回、ポチとしてくださいませm(_ _"m)ペコリ