撮影テスト イノンZ-330


Z-330と、Z-240タイプ4の比較を始めたいと思う。
 
Z-240タイプ4は、
ハリ魔王の愛用品
長年の使用で、
ガイドナンバーは、
すでに、メーカー発表光量より、劣っていると思われる。
 
その辺を十分に、考慮して見てほしい。
 
使用カメラは、
ニコンD810で、
内蔵フラッシュは、何も、変更しないで、
プレ発光になる様に設定したままである。
 
Z-330には、
試作品のストロボドームフィルター [4900K]を取り付けた。
[市販品と条件が異なる事がある。]
 
ニコンは、
伝統の実行絞り値で、液晶表示するので、
換算表を作成して、検証した。
 
f-16(実際の絞り値f-8半程度)
 
Z-240
 
イメージ 1
Z-330
 
イメージ 2
ノーティカ光ケーブル使用の伝達ロスで、
アンダー目に調光されるはずである。
 
Z-330では、
そんな事は、起きていない。
Z-330センサー精度は、
さらに、アップしている事が判る。
 
これなら、
光信号をLEDランプの光りを使って、
おくるタイプのトリガーシステムでも、
十分に、信号が送れる。
 
光ケーブルの劣化で、
信号送信が、今までなら、不安定な条件でも、
画像化するだろう。
 
イノンから、一切の告知がないが、
この結果だけで、買いかなと思いだしている。
 
 
f-18(実際の絞り値f-11程度)
 
Z-240
 
イメージ 3
Z-330
 
イメージ 4
結果に、変化はない。
 
 
f-25(実際の絞り値f-16程度)
 
Z-240
 
イメージ 5
Z-330
 
イメージ 6
Z-240タイプ4ハリ魔王が、
S-TTLでの使用限界値と考えている値での撮影でも、
Z-330は、若干程度アンダーで撮影されている。
 
最後は、
Z-240では、限界値
f-36(実際の絞り値f-22半程度)
 
Z-240
 
イメージ 7

Z-330

イメージ 8

 
Z-330では、-1/3程度アンダーで救える映像範囲におさまった。
ニコン型のTTL調光では、
複数回、プレ発光を繰り返して、
正確に、被写体の反射率を計算している。
とても、優れた仕組みなのだが、
これが、水中TTL調光には、大きな足かせになる。
 
本発光前に、コンデンサーに溜められて、
光量を何回も、発光してロスする事になる。
 
その為、
本発光時に、光量が足りなくなる。
 
Z-330では、
その改善が、明らかに、向上している。
これは、GN値アップ以外に、
さらなる、仕組みの再検証が無ければ可能ではない。
 
最初のテストで、感心した点である。
 
TTL調光の精度が、
落ちてもプレ発光をキャンセル(切る事)すれば、
さらに、安定して絞り込んでの撮影は、可能になるだろう。
 
露出倍数のより多くかかる組み合わせでは、
Z-240より、Z-330の方がより、頼りになるストロボと言えよう。
 
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