ハリ魔王 水中写真の「バイブル」Within a Rainbowed Sea 水中写真に参考になる本

水中写真の基礎を学べる本というより、
ハリ魔王自身の水中写真の参考にした本を紹介していきたいと思う。
 
 
その第一弾は、
自分が、水中写真を真剣に、始めた
切っ掛けとなった写真集のお話をしたいと思う。
 
 
小学生の頃から、
生き物好きの少年だった
 
自分が、
目指したのは、海洋生物学者
偶然、図書館で小学生時代の夏休みに出会った。
『イシダイしまごろう』で、
水族館の飼育係と、学者と言う物の存在を知り、
 
 
 
その海洋生物学者が、
当時としては、珍しい
スクーバダイビングをして、
生物の不思議を伝える
故益田一先生監修の
マチャアキ海をゆく」というTV番組に、
絶大な影響を受けて、
東海大学海洋学部に、進学をする事を決めた。
 
 
 
実際に、
入学した東海大学海洋学部には、
高校まで、変人扱いされた自分が、
普通の人に見えるほどの個性の豊かな生き物好きの学友に出会えた。
 
 
今、思えば、とっても、恵まれた環境で、
自分の興味を高めてくれる仲間にも、出会え
スクーバダイビングも、メキメキ上手くなる事ができた。
 
 
 
本当は、
自分の様な劣等生が、普通は入れない
東海大学海洋科学博物館で、卒研、
そして、研究生として、博物館に残る事ができた。
 
 
しかし、
自分の運は、ここでお終いに
 
 
この後は、
どうあがいても、研究の世界も、
水族館職員の道も、叶わぬ夢となった。
 
 
 
生きていく仕事は、
唯一
残された、ダイビングを仕事にするしかなかった。
 
 
最後に、流れ着いたのが、
旧ダイビングショップマウイ浦和店
 
 
この場所に、
この量販店が、プールを作ったが、
水質管理も、タンクのチャージも、
この会社には、その知識を持ったスタッフがいなかった。
 
 
 
池袋店で、
学歴と、
当時としては、
自分の年齢では珍しいダイブマスターのライセンスが気に食わなかった、
店長にこの浦和の店に、飛ばされたのだ。
 
 
今、思うと、
この浦和への左遷が、自分の転機に( ^ω^ )
 
 
この浦和地区
当時としては、考えられないほど、
水中写真の愛好家が多かった。
 
その中の一人に
のちに写真集を出す
『このシリーズのお勧め本として、後日、書きたいと思います』
海島晴由氏と仲良くなれ、
見せていただいて、
影響を受けた写真集
今日は、紹介したい
 
 
レーガン大統領が、国賓として訪れた方に、
お土産としてプレゼントに、選んだ写真集である。
昭和天皇も、もらった事で、日本でも知られるようになった写真集である。
Christopher Newbert (著)
イメージ 2
Within a Rainbowed Sea
イメージ 1

限定バージョンを手に入れるのに、
当時の夏のボーナスが、全部なくなったのを覚えている。 
 
 
現在は、10年記念本なら、手に入るだろう。 
Within a Rainbowed Sea/10th Anniversary Edition (Earthsong Collection) (英語) ハードカバー
Christopher Newbert (著)
http://www.amazon.co.jp/Rainbowed-Anniversary-Edition-Earthsong-Collection/dp/0941831094/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1407593779&sr=8-4&keywords=within+a+rainbowed+sea
 
 
ペーパーバック版も、
イメージ 3

http://www.amazon.co.jp/Rainbowed-Anniversary-Edition-Earthsong-Collection/dp/0941831523/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1407593779&sr=8-3&keywords=within+a+rainbowed+sea
あるが、
印刷のクオリティーが違いすぎて、
発色のすばらしさは、伝わってこない。
 
 
自分の限定版
イメージ 4
 
自分のペーパーバック版
イメージ 5
 
このサイズの映像にすると、
大きな差を感じられないかもしれないが、
もし、チャンスが、あれば、
オリジナルに近い方を見てほしい。
 
 
当時、自分は、
この写真集をみて、
「そうか、写真で、自分の感じた生物の生きざまを伝えればいいのか
 
それが、証明写真程度の自分の水中写真を作品レベルへ変える模索の開始
 
 
Christopher Newbertが、
日本に来日した時のダイビング雑誌の記事、
TVシリーズは、テープが擦り切れるまで見た。
端から、撮影の真似をしてみた。
 
真似をして工夫すればするほど、
この作品群の
一つ一つのクォリティー
高さを痛感させられた。
 
 
 
現在まで、努力しても、
この「Within a Rainbowed Sea」
掲載写真より、
自分の方が、優れたと自信のあるカットは
たったの1点しかない。
 
 
今も、
自分の撮影や、作品製作に行きずまった時、
この本を見る事にしている。
 
 

そうすると、
自分に足りないことが、たくさん、見えてくる。
『まだまだ、する事がたくさんある事に気が付く
 
 
 
そんな
憧れのChristopher Newbert
以前
偶然、レンベ海峡でお会いする事ができた。
 
 
 
初老の彼に、
自分の思いを伝えたら、
涙目になり、自分をハグして、
「いつか、素晴らしい写真集を出してくださいね。妥協したらいい物は、作れませんよ。」と、言ってくれた。

この時、一緒に撮ってもらったスナップは、自分の大事な宝物になった。
 
 
Christopher Newbertは、
やはり、だった。
 
 
 
少しでも、
彼の写真を超えられる物を撮れるように、
努力していく

 
そんな気持ちを持って
ハリ魔王が、ページを開き
「自分には、何がたりないのか
反省をする
 
その為に、必要な写真集が、
「Within a Rainbowed Sea」
 
 
☆ この写真集の最後のページに、使用レンズと、使っているフィルムの感度が載っているが、その感度をChristopher Newbert師は、そのまま使っていない事を雑誌のインタビューで話した事を記して置きます。当時『現在もフィルムで撮影してが、そこまで判らない』、Christopher Newbert師は、ご自分で、ポジフィルムを現像していたそうである。その現像方法で、感度調節・発色調整を行う事を日本の講演会で、お話したそうです。
 
 

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