Nauticam TG3 水中ハウジング

フィッシュアイの営業さんより
STYLUS TG-3 Tough
Nauticam TG3 水中ハウジングが、
入荷したとの連絡で見に行った。
イメージ 1
イメージ 2
 
 
フィッシュアイ社が、
純正のプロテクターと比較して、
Nauticam TG3 水中ハウジングの利点として、あげているのは、下記の5点である。
 
1.コンパクトで堅牢なアルミボディ
2.簡単ライティング展開
3.LCD ルーペファインダー対応
4.ワンハンドコントロール
5.超広角コンバージョンレンズに対応
 
 
ハリ魔王は、
その5点の利点と、
純正プロテクターPT-056
比較していきたいと考えた。
 
 
どちらが、
どの様なユーザーターゲットにしたのか
明確にする事で、
失敗無い選択をしてほしいからである。
 
 

1.コンパクトで堅牢なアルミボディ
Nauticam TG3 水中ハウジングも、
純正プロテクターPT-056も、
防水のoリングが、それぞれの説明書に書いてあるレベルで管理されている。
状態での比較として考えて書いて行きたい。
最近、
良く水没をする方たちの管理状況を知る機会が増え、
感じている事、
どんな高性能なハウジングでも、
それは、「水没を起こすでしょ
言う事例を良く耳にする。
 
 
ますは、
純正プロテクターPT-056から、
ポリカーボネイトと言う
プラスチック素材を使って作られている。
この素材、
大量生産した場合
安価に、生産できる。
その為、
純正プロテクターPT-056は、
Nauticam TG3 水中ハウジングに比べ、
格安と言える販売売価をしてる。
 
この格安と言う点が、
唯一
純正プロテクターPT-056が、
Nauticam TG3 水中ハウジングより
優れている点φ(・ω・ )メモメモ
 
 
 
しかし、
この材質は
ハウジング等に使用されている
プラスチック素材の中で、
圧力がかかった時の歪みが大きくなる。
 
その為、
耐圧をあげる為には、厚みを厚くするしかなく、
歪みに耐えうる防水パッキンの仕組みに、
限界があり
ある程度の水圧にしか耐えうる製品を製造できない。
その為に、耐圧45mになっても、
生活防水のJIS/IEC保護等級8級(IPX8)相当の
防水プロテクターなのだ。
 
このJIS/IEC保護等級8級(IPX8)相当基準
その保障、耐圧水深で、
指定の条件で水没しない事を保障していて、
その水深での頻繁な使用や、作動を保障するものではない。
 
以前、
某水中ハウジングメーカーの社長で、
ハウジングの設計責任者である方から、
聞いた話だが、
JIS/IEC保護等級8級(IPX8)は、
保障されている水深の2/3程度までが、
実用水深と考えるべきだそうである。
 
 
その考え方だと、
純正プロテクターPT-056は、
水深30m前後までの水深で使用するのが良いとなる。
 
オリンパスが考える想定
初心者から一般のダイバーでの使用には、
十分と言えよう。
 
 
しかし、
毎日、使うとしたら、
ガイドダイバープロダイバーだとしたら、
さらに、
デープダイビングをするテクニカルダイバーだとしたら
 
十分どころか、
まったく、
役に立たないと言えよう。
 
 
JIS/IEC保護等級8級(IPX8)は、
水圧の変化に弱く、
強くなったり、弱くなったりを繰り返す条件では、
水没が起きやすい欠点もある。
 
例) STYLUS TG-2 Tough・STYLUS TG-3 Toughをそのまま本体のみで、水道工事の方々が、漏水箇所のチェック撮影で、水没が、多発している話を耳にしている。
 
例) ボートダイビングで、ポイント移動中にバケツに、純正プロテクターの潮抜きをしながら、船が波ではねるスピードで移動したら、純正プロテクター中に水が入って中のカメラが完全に壊れた。
 
例) ダイビングを無事に終え、最終日、潮抜きのために、浴槽の底に置き、後から、水を入れたら、プロテクターの内側が結露した。
 
どの話も、ここ半年に、聞いた事例だ。
 
どの例も、メーカー保障は受けられないだろう。
 
 
 
 
 
Nauticam TG3 水中ハウジングは、
他のNauticam 水中ハウジング同じく
アルミ合金から、
一台一台、設計図通りに、
コンピューター制御の旋盤で、精確に削られ、
組み立て後は、
全て、耐圧検査を行っている。
 
 
耐水圧は、
100m防水で、
しかも、
その水深で、作動を可能とした設計である。
 
Nauticamのハウジング
企画から、
参加した設計者から聞いた話であるが、
耐圧水深の1.3倍の水深でも、
水没しないで、作動する用に、
設計されているそうである。
 
 
コレが、一番の値段の差と言える。
 
 
頻繁に、使用するなら、
値段は、嘘をつかない仕上がりであると言えます。
 
 
 
では、
自分が、
考える一番の利点は、
水深の深い場所の生物は、
ダイビングで、探せる深さであっても、
まだまだ、未登録種「一般に言う新種」の宝庫です。
 
水深30mを超えるディープダイビングの世界
空気潜水の限界をこえるテクニカルダイビングの世界
には、
発見の可能性に、満ち溢れています。
 
 
しかし、
そんな水深では、
どんなに、落ち着いているつもりでも
小さなミスを起こします。
 
 

そんな中で、複雑な操作を必要とするハウジングでは
折角の発見も映像に残すことが難しくなります。
 
 
このSTYLUS TG-3 Toughに、
顕微鏡モードなどを使い、
自分のプログラムを作れば、
そんなチャンスに、強いカメラとなります。

外付けストロボを使えないほど深い場所でも
 
内蔵フラッシュが使える拡散板がセットに含まれています。
イメージ 3

しかも、
 
イメージ 4
オリンパス水中モード用
イメージ 5
ホワイトバランスに対応する
発色バランスを保てる様にカラー調整がされています
 
 

こんな所まで、
気が利いているのが、
ノーティカの凄い所
 
 
テックダイビングでスーパーディープ中に、
Nauticam TG3を使っていれば、
もし、oリングに問題があって、漏水しても、
中身も、生活防水なので、完全水没しなければ、
撮影したデータは、残るだろう。

そんな、
極限の使い方まで、想定されてる。
 
さらに、
水中での軽量化の為に、
イメージ 6

隙間がたくさんあります。
コレにね
リークインシュア
http://www.fisheye-jp.com/products/u_acc/li_leakinsure/index.html
入れておけば、
カメラの助かる率も、高める事ができます。

 
そう考えても、
このハウジングは、高い
それとも、安い
 
 
 
求める必要なレベルの差で、
この二つのモデルは、
「高額に感じたり、
「安物買いの金失いに、
なったりするだろう。
 
 
まあ、
どちらのモデルも、
普段のセッテングと、
メンティナンス
重要なことは、変わらない。
 
 
次回は、
フィッシュアイ社が掲げている
他の4つの利点を考えて行きたい。
 
 
 
 
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