現在も、
その状況だが、
陸上のTTL調光システムに比べて、
水中では、
被写体の反射率
場面によって、変化が大きい太陽光の影響を無視できない。
その影響の為
急に、
日中シンクロ[ニコンの用語]のバランスで、
弱い太陽光と、
バランスをとるために、
ストロボの発光量が抑えられる場面があったり
サンゴ砂地の様に、
白い反射光が、
多くなる場面では、そちらを優先したバランスに変更される。
特に、
反射率の低い主要被写体の場合は、
顕著にその様な状態を引き起こす。
現在の水中用外部ストロボには、
この様な条件の時に、
微調整をする為の発光量を
それを使えば、ある程度可能になった。
最近の高級タイプ以上の設定のデジタルカメラには、
カメラ側で、
ストロボ光のみ微調整を可能とする仕組みが搭載されている。
最初に搭載したモデル
ニコンD500には、もちろん搭載されている機能である。
(オリンパスTG-4の顕微鏡モード用FDモードにも、搭載されている。)
先に書くが、
Nauticam TTLコンバーターNikonを使用すると、
イノン社製のストロボすべてで、
カメラ側のストロボ光の補正機能は、
正常に作動するが、
SEA&SEA YS-D2では、本体側では、正確にできない。
(SEA&SEA YS-D2を使う方が、有利な点もあるので誤解しないでいただきたいφ(・ω・ )メモメモ)
では、
フィルム時代は、どうであったか
そんな便利な機能は、搭載されていなかった。
そこで、
露出補正ダイアルを使いその補正を行った。
この時、シャッタースピードも、絞りも固定できる。
マニアルモードで、補正が使えるカメラでなくてはならなかった。
それが、
当時、ニコンだけであった。
ストロボ光が優先される。
最短の撮影では、
-2
-1
±0
+1
+2
殆ど、問題なく使用できたので、
撮影者の感じる明るさを再現できた。
1/3程度離れると、
-2
-1
±0
+1
+2
ストロボ光以外に、
太陽光の影響を考慮しなければならない
そんなレベルであった。
この時代以前から、
水中写真をする人の中には、
TTL調光と聞いて、絶対反対の発言をする
ベテラン愛好家が存在するのは、その為でもある。
次回は、フィルム時代にTTL調光が、水中の反射率を優先して
絞り全域で、
ほぼ安定した画像が、「撮れる時代」の到来に
ついて書いて行きたいと思う。
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