幻のクマノミ ティレズ・アネモネフィッシュを発見! 新事実も確認(@g@)b 新ラジャ・アンパット紀行

今回の日記は
自分にとっては、大発見の部類になると思う。
 
自分のグルーフ以外で、
ラジャ・アンパットに来ていた女性が、
撮影した
クマノミ類の写真を夕食時に、
現地ガイドに見せて聞いた。
 
現地ガイドが、見たことなく、
彼らの使っている図鑑にも、載っていなく
自分に、「見たことあるか」と
質問した事から、始まった。
 
そのクマノミは、
セジロクマノミと、
オレンジフィン・アネモネフィッシュ
交雑種で知られる
ホワイトボンネット・アネモネフィッシュに限りなく似ている。
 
しかし、
この交雑種の発見されているエリアから、
少し離れていて、
海流から考えても、漂着も考えづらい。
 
さらに、
オレンジフィン・アネモネフィッシュも、
ラジャ・アンパットに、分布を確認していない。
 
オレンジフィン・アネモネフィッシュの仲間で
分布確認できているのは、
 
白色横帯の幅が、通常より広く、
体色は、黒化したクマノミのバリェーションと、
沖縄や、東南アジアで、
普通に見られるタイプのバリェーショしか、
見つけていなかった。
 
写真のクマノミ
ホワイトボンネット・アネモネフィッシュより、
体色のオレンジが、明るい様に感じた。
この状況で、考えられるのは、
あの幻のクマノミの可能性が
あるという事ε=\_○ノ イヤッホーゥ
 
 
早速、
何処で撮影したか
まわりになにがいたか
質問攻め、それで、見た場所の目星が付いた。
 
翌日、行く予定のポイントだ。
 
通常、潜るコース範囲を探した。
しかし、自分には、発見できずに、
エキジット時間が近づく
そんな時、同行ゲストの男性が、
自分のフィンを引っ張る
顔は、興奮状態
来いとサインを出して、泳ぎだす。
 
ポイントから、
外れるギリギリの場所の
ハダゴイソギンチャクを指差す。
イタ━━゜+.(≧▽≦).+゜━━  
 
イメージ 1
キャー (≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦) キャー
幻のクマノミと言われている
ティレズ・アネモネフィッシュを発見
 
自然な状態でのコンプリートは、
多分、世界的に今回が初めてだろう。
 
このハダゴイソギンチャクには、
この個体以外には、
セジロクマノミが同居している
 
イメージ 2
この事から、
ティレズ・アネモネフィッシュ」は、
クマノミガイドブック」で、
故ジャック・T・モイヤー先生が、
交雑種の可能性を提唱したが、
証明する映像になった。
 
では、
この雑種となる為に、
必要なもう一種の確認が必要になる。
詳しくは、
クマノミガイドブック」p9697
書かれている
クマノミの地域的隔離」
読んでいただきたい。
 
この考え方から、
交雑する可能性のある
環境が存在するはずである。
 
条件は、
ハダゴイソギンチャク
セジロクマノミが同居している
他種のクマノミの仲間と言う事になる。
 
通常、東南アジアから沖縄では、
この二つの組み合わせに
同居する別種のクマノミ類は、
見る事が無い。
 
 
このポイントは、非常に流れが速く
ジャイロ流も確認されている
 
人気のポイントなので、
今回の期間中、その条件を探した。
 
ありました
 
ハダゴイソギンチャクと、
セジロクマノミ数匹と、
黒化したクマノミのバリェーション数匹が、
同居する環境が
 
証明写真を撮り
 
産卵の有無を確認した
 
今時は、卵の確認がでなかった。
 
アレン博士が
ホワイトボンネット・アネモネフィッシュ
雑種と位置づけた根拠である
確認した両種が、
卵塊を守る姿は、確認できなかった。
 
今回の事は、
追跡調査が必要である。
 
この事から、
まずは、
詳しい場所は、伏せさせていただく<m(__)m>
 
また、現地ガイドたちにも、
何処に、そのクマノミの成育環境があるかも、
ふせて帰国させていただいた。
 
観光と言う名の環境破壊から、守る事が先決と判断したからである。
 
それだけ、限られた範囲しかその環境が、存在しないと判断してほしい。
 
また、ラジャ・アンパットでは、
サメ類の捕獲は、禁止されているが、
決められたルールの範囲なら、
インドネシア国民ならば、魚類を捕獲する事が、認められている。
 
詳しく場所を特定されると
ペット用として採集されるおそれがある。
ティレズ・アネモネフィッシュ
思われる個体は、
命名個体以外に、採集されたと聞いた事はない。
もし、
流通にのれば、
500万円以上
いや、
世界的なコレクターなら、
1000を超えても、
お金を出す可能性すらある。
 
こんな事から守るのも、今後のダイバーに求められる事だと思う。
 
もし、
 
見つけても、
 
場所は、
公言しないでほしいm(_ _"m)ヨロシクね
 
ティレズ・アネモネフィッシュ
思われる個体で逢えた。
こんな瞬間に、
出逢えるからダイビングはやめられない()
やっぱり、ラジャ・アンパットの海には、
素敵な出会いがある
 
しかし、複雑な気分が、
心を支配する( ̄□ ̄;)アーウー
 
 
 
 
 
 
水中写真のランキングをしています。
この日記が、
気に入っていただけたなら(**)
毎回、ポチとしてくださいませm(_ _"m)ペコリ