太陽光の影響の大きい場所のスローシンクロのテスト SEA&SEAのYS-D1+MDX-X10

深場でのスローシンクロの性能は、
現在までのテストデシタルカメラ中
最も、
銀影カメラ+ポジフィルムの
ダイナミックレンジ・階調に近いと
1本目のダイビングで理解できた。
そこで、浅い水深で、意地悪な撮影をした。
 
カスザメのいる場所は、水深14mで、白砂で、この日の透明度は、10mを越えている。
太陽光の影響がかなり大きい。
 
こんな場所でのデシタル撮影は、
アオカブリをおこすのが当たり前で、
銀影の組み合わせでも、
ISO50以下のフィルムを使い
GNナンバーの大きなストロボを使わなければ、発色を残す事は、不可能な条件
 
こんな意地悪な条件で、
スローシンクロしてみた。
まずは、比較の基本1/250から
イメージ 1
 
撮影データ
Mモード
Tv (シャッター速度)         1/250
Av (絞り数値)      11.0
露出補正              0
ISO感度              100
フラッシュ 強制発光(オート調光機能付き)
SEA&SEA YS-D1DS-TTLⅡモード発光
イノンD-2000タイプ4  S-TTL ±0発光
ホワイトバランス 5600°K
 
この条件で、
ストロボ光が、太陽光に勝つ条件を作れる
X10の性能は、ただ驚くばかり
どうしても、
SEA&SEA YS-D1
このカメラ調光同調させたいか良くわかった。
 
では、
スローシンクロのテストを開始した。
イメージ 2
 
砂地に、太陽光のアオカブリが見られるが
 
カスザメ色再現は、落ちていない。
 
一番、表現したい雰囲気に近い
 
続いて一絞りあけた1/60で撮影したつもりで、
1/80になってしまった。
変更ダイヤルが軽いので
このミスに気をつけてほしい。
 
イメージ 3
カスザメにも、
太陽光のアオカブリが始まった。
このテストをすると、通常のデシカメの仕上がりに最も近い。
 
1/30を試すと
イメージ 4
 
明らかに太陽光が強い事がわかる。
コンパクトデジカメにありがちな仕上がりorz
でも、良く見ると、
SEA&SEA YS-D1側の砂地が、
白ドビを起こしているほど、
ストロボ光が大きく影響している事を示す。
 
SEA&SEA YS-D12灯にして、
絞りをもっと絞れるデジタルカメラ
ISO感度をもっと下げられるデシタルカメラが、
作られてくれば、
表現の範囲は、もっと、広がりそうな予感
 
銀影カメラ時代に、
中村宏治氏が、
よく使っていた技法が、
可能になりつつある時代に入った事に
気が付くテスト結果であった。
 
銀影にしかできなかった
表現が、近い未来に、
フジができそうな感じがワクワクした。
その時は、同調性能が良く
GNナンバーの大きいストロボが有利だろう。
 
また、
ISO感度の高い事を利用した
現在のデシタルカメラの利点を理解すれば、
一台で、色々な表現が可能になる。
 
そんな、デシタルカメラが出てきそうな予感を感じるモニターテストになった。
 
 
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