クラウン・アネモネフィッシュ?それとも、カクレクマノミ??? 新ラジャ・アンパット紀行

今回、
どうしても、はっきりさせたかったこと
 
ラジャ・アンパットにいるのは、
クラウン・アネモネフィッシュ?
それとも、カクレクマノミ???
 
 
「月刊ダイバー2月号」にも、書いたが、
 
ラジャ・アンパットダイブロッジの桟橋には、
 
クラウン・アネモネフィッシュのそれと思える個体がいる事がわかっていた。
 
今回は、
エントリーすぐに、
この個体たちが寝ない内に、
識別のための背ビレの写したカットを狙った。
イメージ 1
 
その結果、
背ビレ棘数は、11で、
ハダコイソギンチャクにいる個体は、
クラウン・アネモネフィッシュに似る体色だが、
コレで、分類学上は、カクレクマノミ種同定される。
 
そう、
日本の沖縄でも、見られるカクレクマノミである。
 
ココでは、
ハダゴイソギンチャクに見られるものは、
 
イメージ 2
全て、沖縄と同型のカクレクマノミ
 
しかし、
何か違和感をかんじた。
それは、通常
カクレは背鰭の棘条が長く、
クラウンは短いので、
前者は背鰭が高く見えハズ
 
しかし、ココの個体は、
常に潮流の影響を受ける場所なのに、
ペット用養殖のカクレクマノミや、クラウンなみに短いのが特徴がある。
また、
通常クラウンより、カクレクマノミの方が、
性変換成熟したは、大きい事で知られるが、
沖縄・セベレス海などで見られるサイズのは、
一度も見る事ができなかった。
 
完全に、
言っていいのか?
疑問は、残ってしまった。
 
ペット用の養殖の世界では、
この二種のハイブリットを作る事に、
成功していない。
 
しかし、それは、
この二種の分布の端同士の個体での話で、
分布の近い場所では、
DNAの差異は無い可能性が、あるのでは
そんな、疑問が残る結果になってしまった。
 
ラジャ・アンパットは、
保護が段々強くなってきている。
採集して、標本を複数製作して、差異を徹底的に調べないと
はっきりと言えない。
 
この疑問の解決は、
自分の生きている間には、解決しないだろう。
 
そんな、
不思議があっても、
それはそれでいい(g)b
脈々と、子孫を残してくれれば( ´▽`)v
 
 
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