水中比較テスト撮影 TG-2・3用簡易リングストロボ

前回の失敗
http://blogs.yahoo.co.jp/h_t_m_harima/19890660.html
キチンと、
水中で、データ撮影をする事にした。

こんな時は、
ハリ魔王は、
水中で、
条件を一定にするマニアル露出モードを使い、
フラッシュ光以外の光の影響を完全に、遮断して行う。

しかし、
TG-2には、
Mモードが無いので、
その組み合わせは、不可能である。
なるべく、
条件を一定にする為に、下記データを選択した。

撮影モード    絞り優先モード                        
絞り                f-8
シャッタースピード  1/30 
露出補正             ±0
ISO感度              100
フラッシュ         強制発光
ホワイトバランス   WBオート
35mm焦点距離     24mm

1/250秒以上に設定したいのだが
絞り優先で、
内蔵フラッシュ強制発光に設定すると
1/30秒になってしまう。

せめて、
もう1段(1絞り)暗い1/60秒にして欲しいものである。

蛇足だが、
何故?陸上撮影一般的なで、他社ほとんど選択している、絞り優先時基本スピード1/60より、オリンパスが、このシリーズのみ遅くしている訳が判らないorz

また、
内蔵フラッシュが他の条件に影響を受けて、
ISO感度が変更される可能性をなくす為に、
ISO100に、固定した。

撮影前から、ISO100では、
TG-2・3用簡易リングストロボ
純正プロテクターにつけると、
発光した光量のロスが生まれるので、
アンダーにしか撮影できない事は判りきっている。

しかし、
フラッシュが当っているか
そうでないか

TG-2・3用簡易リングストロボなしと
比較した時有効な
撮影距離の範囲
ストロボ光の角度の変化を探れると想定した。

最初に、
ここをクリアしないで、
色々、データを変更すると、
何を直していいのか

一般には、判断できなくなるだろう。

そこで、
回りくどい方法から、スタートする事にした。


コレで、
太陽光をなるべく入れないために、
俯瞰撮影で、
できるだけ周りが、
カバーされている場所の被写体を探した。

この条件を探すのは、本当に、大変だった。。。(〃_ _)σ∥

今回のオオモンカエルアンコウが、
いつもの場所と違う所にいるのを出会うまで、
TG-2・3用簡易リングストロボ購入から、
2ヶ月以上たってしまった。。。(〃_ _)σ∥

まずは、
TG-2・3用簡易リングストロボなし
イメージ 1
撮影距離40cm程度

TG-2・3用簡易リングストロボありの場合
イメージ 2
この比較で、どの位多くの光が、
純正ハウジング使用ロスで、
減ってしまうか判るだろう。

しかし
もう一つ気が付いてほしいのが、
フラッシュ光により、
水中浮遊物のハレーション現象である。

実は、
コレを極力おこさない様に、する為に、
TG-2・3用簡易リングストロボあり
映像の方を先に、撮影して、
その後、
TG-2・3用簡易リングストロボなし映像を
撮影しているので、
条件は、「なし」の方が撮影条件は、
常に厳しい状態である。

浮遊物のハレーション現象を考えると、
TG-2・3用簡易リングストロボは、
40cmぐらいの距離では、
使用しない方が、良いとなる。

続いて、
30cmほどに近づいた。
TG-2・3用簡易リングストロボなし
イメージ 3
TG-2・3用簡易リングストロボあり
イメージ 4
この距離で、
TG-2・3用簡易リングストロボを使った時の
離れた側の限界がこの辺にありそうである。

ありでは浮遊物のハレーション現象見られ
ストロボ光が、中央側に、集中している事が、
カイメンの外側に、
シャッタースピード1/30影響で、
太陽光の光による色カブリ現象が見られる。

この距離なら、
ハリ魔王は、純正プロテクター使用なら、
TG-2・3用簡易リングストロボなし選択する。

限界値を探るために、
25cmほどの距離を探った。
TG-2・3用簡易リングストロボなし
イメージ 5
TG-2・3用簡易リングストロボあり
イメージ 6


この位の距離で、
初めて、
ハレーション現象は、大分おさえられた。

ありなしフラッシュ光の違いで、
2段程度明るさの違いが生じていることが判る。

その差をうめる為には、
ISO感度2段以上の明るさに
反応させる必要がある。
そうなると、ISO400~800を選択する事になる。

その分、余分に、太陽光が画像に入り込み、
場面によっては、太陽光が、フラッシュ光より多い、
色カブリをおこした映像を引き起こしやすくなる。

こんな点を考えると、
設計上の違いで、
TG-2・3用簡易リングストロボを取り付けても、
内蔵フラッシュの光量をロスをよりしない。
Nauticam TG3
組み合わせがいい訳が、
ここでハッキリ言える結果となった。
『簡易リングストロボの相性も\(^o^)/ Nauticam TG3 水中ハウジング3 』
http://blogs.yahoo.co.jp/h_t_m_harima/19317280.html



さて
何センチまで、寄れば、その差がなくなるか

ここからは、自分の為の検証になってきた。

カイメンフチギリギリで、
主要被写体のオオモンカエルアンコウまで、
10cm程度に近づいた。
TG-2・3用簡易リングストロボなし
イメージ 7
TG-2・3用簡易リングストロボあり
イメージ 8
初めて、
カイメンの露出
「あり」、「なし」で、
が見られなくなった(@g@)b

純正プロテクターを使った場合φ(・ω・ )メモメモ
被写体に、
ぶつかるかぶつからないギリギリの距離で無くては、
その差をうめる事のできる撮影は、できない事になる。

また、
10cm離れた被写体には、
光量が2段程度減光されてしまうφ(・ω・ )メモメモ

それを補う為に、
ISO感度は、
ISO400~800に常にする必要が、
あると推測された。
回のチャンスに、
その検証撮影テストが必要だなと考えた。

また、
ズームの位置の変更をテストした。

35mm焦点距離 50mm相当
イメージ 9

35mm焦点距離 100mm相当
イメージ 10

TGシリーズは、
絞りが3段階しかなく、
ズームして、
T側にすると露出倍数がかかる
レンズを採用している

TG-2・3用簡易リングストロボ
純正プロテクターに使う場合
T側・スーパーマクロモード「顕微鏡モード」使う場合
より、ISO感度を上げ
最短撮影距離前後撮影する必要があることが、想定できた。

コレも、検証撮影が、必要だと思い。

今回のテストダイビングを終了した。

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