PT-050の印象 オリンパス XZ-1のモニター

それでは、カメラ本体のお話しから、
ハウジングのお話しに、行きたい。
オリンパス XZ-1専用の純正ハウジングは、PT-050
耐圧水深は、40m
メーカー希望小売価格は、\30,000-
 
価格.comは、\21,733からある。
 
正式名称は、
防水プロテクターという。
 
そう、ハウジングという名称を使っていない?
 
一般の方は、耐圧40mと書かれていると、
普通のダイビングに、使うのに、十分な物と考えがちであるが
ココに落とし穴がある。
 
ダイビングの耐圧には、その水深に、耐える設計という意味の物と、
その水深で、作動すると保障しているもの(実働耐圧)がある。
 
残念ながら、カメラメーカー製の純正品は、ほとんどの場合、上記の設計のものが多い。
なので、防水のみを保障するプロテクターなのだ。
 
作動は、耐圧の2/3程度の物が多い。
 
それより深いと、中身の操作が出来ないものがある。
 
また、繰り返しこの位の水深に、持って行くと、プロテクターの耐久性が、極端に、落ちる傾向がある。
 
まあ、
水中ハウジングメーカーの作動水深の広いモデルの何分の一の値段で買えるお値段なのだから仕方ない部分がある。
 
そこを十分に、理解した上で、お話しを進めて行きたい。
 
まず気になったのが、
拡散板
イメージ 1
簡単に、外れてしまう。
ビーチエントリー時に、波をかぶって、転んだら一回でなくなりそうである。
そこで、タイラップを使い、外れないようにした。
 
次に、気が付いたのは、
イメージ 2
遮光フードの落下防止のストラップの場所が、悪い。
慌てて、裏ブタを閉めると、挟み込んでしまいそうである。
十分に、注意して、セッテングする必要がありそうだ。
 
そして、
急いで、セッテングして、水中で気が付き、撮影に影響が、出そうなのが、
イメージ 3
ストロボのポップアップが、
プロテクターの外から、出来ないorz 
 
必ず、裏ブタを閉める前に、
イメージ 4
内蔵フラッシュポップをスライド
イメージ 5
させる必要があります。
 
普段、自分が、使っているハウジングには、
水中での操作が可能な内蔵フラッシュポップアップレバーを装備しています。
また、無いハウジングでも、一眼レフは、いくつかの操作で、開く事が出来ます。
 
しかし、XZ-1で、試してみましたが、その様な仕組みは、発見できませんでした。
 
コレは、かなり痛い
 
内蔵フラッシュポップアップを忘れると、自然光のみの撮影しか出来ません
気を付けてください。
 
もう一つ気になったのが、
イメージ 6
気が付きますか?
純正プロテクターには無いものが
『スクロールダイヤル』対応のダイヤルが、
装備されていませんorz
 
もちろん、このプシュボタンで、全ての操作が出来ますが、
水中で、変更に、時間がかかります。
また、覚えなければならない操作のプッシュの順番も、多くなります。
 
残念ながら、
キャノンGシリーズ・S-95や、
ニコンP7000・6000などの同クラスの高級コンパクトにくらべ、
オリンパス XZ-1は、操作変更が複雑デス。
コレを水中でするのに、操作を複雑に、する設計は、
正直、印象が悪いと思います。
 
まあ、値段なりの作りが、随所に見られます。
 
中身のカメラ、オリンパス XZ-1は、
非常に好印象なので、
このプロテクターの作りは、惜しくてしかたありません。
 
次回は、プロテクターに、入れた状態でのテスト撮影をお見せしたいと思います。
 
 
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