ステップズーム(焦点距離切り替え)機能の確認 S-95

今回、取り扱い説明書も無い状態で、
設定されているダイナミックレンジの設定で、調節されてしまう
ISO感度の設定をかえる為に、色んな操作を次々押して、
どの様な、仕組みが付いてるかを確認する事になってしまった。
 
その中で、S-90にも付いていたのに、モニターテスト時には、全く気が付かないで、
水中用に、有効な機能になりうる特徴に気が付いた。
 
そこで、FIX S-95ハウジングに、キャノンS-95を入れて、
陸上で順序よく端から、テストして、使える機能かを確かめてみた。
 
このシリーズのカメラのコントローラーリング機能で調節できる
水中で、有効な機能として、ホワイトバランス・マニュアルフォーカス微調整
今まで、ホワイトバランス・マニュアルフォーカス微調整などを紹介してきた。
 
このFIX S-95ハウジングは、コントローラーホイールの改良により、
カメラを構えたまま、親指一本で、簡単に操作できる様に、変更された。
そうなると、マニュアルフォーカス微調整は、背面のコントローラーホイールで、する事ができる。
 
コントローラーリングには、その分、他の機能を割り振った方が、水中では、使いやすくなるのでは?
そんな疑問から、確認をしていった。
 
そこで、最も利用価値がありそうなものは、二つある事に気が付いた。
一つ目
ステップズーム
「28mm、35mm、50mm、85mm、105mmの5つの焦点距離に切り替え可能」
二つ目
露出補正
「オートで設定された露出を1/3段ずつ±2段の範囲で補正できます。」
 
まずは、ステップズームから、
 簡単クローズアップ2 S-90用の一枚をつけて、最短撮影で比較してみた。
105mmの最短距離30cmの設定のまま、ステップズームで、比較をしてみた。
 
105mm相当
イメージ 1
 
85mm相当
イメージ 2
 
50mm相当
イメージ 3
 
35mm相当
イメージ 4
四隅にポートのケラレが、生じた。
 
この事から、撮影距離30cm設定で、
簡単クローズアップ2 S-90用の一枚をつけての撮影だと、
105mm・85mm・50mm相当なら、ケラレを生じずに、撮影ができる。
 
続いて、簡単クローズアップ2 S-90用のアダプターをポートから外して、
今度は、28mm側から、確認する事にした。
 
ステップズームを使って、
28mmから、最短で撮影をすると、内蔵ストロボの当たり具合と、
それぞれの最短撮影の画角が確認できると考えた。
 
まずは、28mm相当から、
イメージ 5
最短のピンは、ポートの内側になってしまった。
その為に、ストロボ光も、もちろん効かない。
 
そのままでは、使えないことが判る。
簡単に書くと
ワイド側では、ポートに、被写体をぶつけてしまう可能性があると言う事だ。
 
続いて、35mm相当
イメージ 6
同じく、ピンは、ポートの中にあった。
 
その為、28mm相当と同じ結果
実際の撮影画角もほとんど差が無い。
 
35mmを水中で使う必要性を感じない。
 
そして、
以外や、以外
50mm相当にして驚いた。
マニアルフォーカスで、最短距離に、設定指定撮影距離が、
自動的に変更された。
そう勝手に、距離を変更する。
50mm相当の撮影距離は、10cm
そのまま、テスト撮影をした。
イメージ 7
35mmの撮影画角とほとんどかわらないで、
ストロボも、ほとんど綺麗に回る。
さらに、ポートの外側に、ピントがある
 
50mm相当が、水中で使えると言う事である。
 
水中写真では、被写体に、寄れれば寄れるほど水の影響を少なくして、ストロボを使うことが出る。
 
このステップズームを使って、50mm相当に、一瞬で、変更できれば、今まで、二台分の仕事をさせる事が出来る
 
続いて85mm相当をチェック
これは、ダメ
最短撮影距離は、30cmてしまう。
イメージ 8
105mm相当と、ほとんど差の無い絵になってしまった。
 
そうなると、
撮影時に、近づく事が難しい被写体、より小さいものを大きく撮影する場合は、
105mm相当をつかい。
近づくことを可能にする被写体の場合。
ステップズームを使い、50mm相当に変更して、撮影すれば
より、ストロボ光を有効に、使うことが可能になる。
 
コレは、使いこなせれば、
100mmクラスのマクロをつけたカメラと、
50mmクラスのマクロを2台を持ち込んだのと一緒の効果が得られるということ
 
最後に、
50mm相当で、簡単クローズアップ2 S-90用の一枚、そして、二枚使用の影像をお見せしたいと思う。
 
簡単クローズアップ2 S-90用の一枚から
イメージ 9
そして、二枚使用の影像をお見せしたいと思う
イメージ 10
被写体に、寄る事の出来る物なら、この方法の方が、より綺麗に、写りそうである。
 
特に、ウミウシ類の撮影には、イイかも
 
そう思わせるテスト撮影になった。
 
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